心臓リハビリテーション指導士の試験の難易度について

心臓リハビリテーション指導士の試験って、あまりネット上にも公開されていないし過去問みたいなのもありません。

呼吸療法認定士なんかはその辺が充実してますが、難易度がわからないって方も多いと思いますので今日はそのあたりのお話をしていきたいと思います。

心臓リハビリテーション指導士の試験について

まず、試験はマーク式の問題です。

合格点はおおむね60%とされていますが詳細は明らかにされていません。

昨年までは心臓リハビリテーション学会の最終日の夜、翌日の朝に講習があり、その後に試験がありました。

今後は試験は別日にするという話を聞いていますが、今年は現時点ではコロナウィルスの影響で延期となっていますのでまだわかりません。

ポイントは、試験の前日~当日に講習があること。

この講習は試験対策のような内容にもなっているので、受けておいた方が良いです。

試験のヒントになるような大事な講義が多いので。

心臓リハビリテーション指導士試験の難易度について

個人的な印象としては、普通です。

決して特別なことが聞かれるわけではありません。

他と比べるなら、認定理学療法士の専門問題よりはずっと難しいと思います。

というのも、リハビリテーション指導士とはいえ理学療法士としては普段の業務で携わらない分野が多いので、その分野のことを学ぶ必要があるからです。

解剖や生理、運動学については得意分野なので問題ないでしょう。

栄養学、看護系や薬剤系については理学療法士は苦手です、ここらはしっかり覚える必要があります。

試験対策コンテンツも現在準備中ですので今しばらくお待ちください。

普段心臓リハビリテーションをすでに実施している方であればこの辺りもある程度カバーできているでしょうから、試験対策はより楽になってくると思います。

講義の中でも言われるのですが、最も正答率が低いのが心配運動負荷試験についてだそうです。

9パネルのことから個々の数値の意味など、それほど深くは聞かれませんが基本的な事項は押さえておくことが必要になります。

特に看護師さんはこの辺りは苦手としているとのことです、しかし、我々理学療法士は運動に関してはしっかり学んでおく必要があります。

ここは専門性の見せ所ということで、気合を入れて勉強しましょう!

あとは苦手なのはエコーかと思います、エコーについても必ず出題されますので基本的事項は押さえます。

基本的に必携と呼ばれる心リハ指導士試験用のテキストの範囲から出題されますので、この範囲をしっかり理解しておけば問題なしです。

心臓リハビリテーション指導士試験対策におすすめの教材は?

あくまでも実地ではなく試験対策というのであれば、間違いなく必携だけで十分です。

他にも心臓リハビリテーション関係の書籍は多数出ていますが、試験に比べるとずっと細かい内容が多いですので、そこまで時間がとれないならとにかく必携を毎日やるのが一番です。

やはり試験なので、数値関係とかは出題されやすいでしょう。

実際の試験対策については今後動画コンテンツを作成していく予定です、現在すでに準備を進めているところですので、そちらを活用頂ければと思っています。

特に苦手でもないのであれば、必携を中心にした自己学習で十分合格できるでしょう。

まとめ

個人的には試験のための勉強というのはあまりよくないと思います。

しかし、試験に落ちてしまっては意味がないので、ここは割り切って試験用に勉強しましょう。

試験勉強の良いところは、覚えるまでやるところ。

覚えていないと点数がとれないので、覚えるんですよね。

普段の学習では何気なく流していたところでもしっかり暗記しようとするので、それが後々実になります。

最後に厳しいようですが、この試験勉強で挫折するようでは心臓リハビリテーション指導士としてやっていくことは難しいです。

ハッキリいって内容的には基礎的内容ばかりですから、向き不向きについても勉強しながら考えてもらえればと思います。

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