心臓リハビリテーション指導士になるために必要なこと
現在、人気上昇中の心臓リハビリテーション指導士。
心臓リハビリテーション指導士の資格取得を目指しているけど、どうしてよいか分からないという方はこちらで確認してください。
もちろん、日本心臓リハビリテーション学会のHPにも記載されています。
受験資格
1.本委員会主催の講習会を当該年度に受講していること
2.医師、看護師、理学療法士、臨床検査技師、管理栄養士、薬剤師、臨床工学技師、臨床心理士、作業療法士、あるいは健康運動指導士のいずれかの資格を有していること
3.申請時に本学会会員であり、申請時の直近2年以上継続して会員歴があること
4.心臓リハビリ指導の実地経験が1年以上あること、または心臓リハビリ研修制度により受験資格認定証の交付を受けていること
これらの4つの条件を満たして初めて受験資格を有することが可能です。
受験資格の詳細
1.の講習会は試験の前日の講習を受ければ大丈夫です。
2.についてはどれかの資格があるかないかです。悩むことはないでしょう、ちなみに准看護師には受験資格はないそうです。
3.が一番面倒な条件かもしれません。入会日というのは入会申請をして、年会費振込が確認できた月の1日となっているそうですので、入会時点から資格取得を考えているのであれば自分の入会日をメモして覚えておいた方が良いでしょう。
最悪、自分の入会日がわからなくても事務局に問い合わせれば確認できます。
4. については保険診療上認められている心臓リハビリテーションの内容を満たした実施経験、とされています。ややぼんやりしていますが、これは心大血管リハビリテーション料を算定していないといけない、という意味ではありません。
HPでは、
日本循環器学会から出されている「心血管疾患におけるリハビリテーションに関するガイドライン(2012年改訂版)」を参考にして下さい、となっています。
自分が経験があると言えるのか悩むことはあると思います。
一番確実なのは、研修制度を活用することです。
心臓リハビリテーション指導士研修制度
研修制度は指定の医療機関で受けることが可能です、心臓リハビリテーションに力を入れている施設の心臓リハビリテーションを見て学ぶことができるこの上ない機会ですので、ぜひ活用しておくことをお勧めします。
これら1-4の受験資格にプラスして10症例の症例報告を書く必要があります。
これがなかなか大変なのですが、研修制度を活用すると、研修期間中(5日間)で10症例を書き上げることができます
しかも、いわゆるお墨付きの症例報告書になりますので、審査でひっかかる可能性が低いため安全です。
研修制度は30000円ほどで利用できますので(自分の場合はそうでした、家の近くだったので交通費や宿泊費もかかりませんでした)、どう考えてもお得でしかないと思います。
まとめ
まとめると、心臓リハビリテーション指導士の資格を取得しようと考えているのであれば、まずは学会に入会しましょう。
3.の2年間の会員期間という条件を満たすことができません。
あとは研修制度の利用をするかしないかですが、何度も言うように格安で心臓リハビリテーションで有名な病院の中身を学ぶことができるとても貴重な機会です。
症例報告書にとってもプラスになりますので、個人的には利用をお勧めします。
では、心臓リハビリテーション指導士になるために頑張ってください!
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