心不全だから運動負荷を下げる、は正しくない
心不全だから運動負荷を下げる、は正しくない
ハッキリ言いますが、心不全だから運動負荷を下げる、という発想は正しくありません。
なぜか、その理由を簡単にまとめます。
1.左室駆出率(LVEF)と運動耐用能(peak VO2)は相関しない
もう、この事実だけで十分なんです。
ただし、心不全=EF低下、でもありません。
なのに、なぜか世間一般に
EF低下=運動耐用能低下
みたいな図式が使われているんです、使っているつもりがなくてもそう考えてしまっているんです。
2.運動療法は奇跡の薬
奇跡の薬 Miracle Cure
という言葉を聞いたことがありますか?
あるんです、そんな薬が!
それが、そう、運動療法なんです。
これは私が勝手に言ってるんじゃないですよ、本当にそう謳っている文献もあるんです。
心不全だからこそ運動なんです
結局これが言いたいんですけど、それについてEPoch Official Blogに寄稿しましたので、よければご覧ください。
心不全だからこそ運動が必要なんです。
心不全だからこそ心臓リハビリテーションが必要なんです。
心不全だからこそ理学療法士が必要なんです。
投稿者プロフィール
最新の投稿
- お知らせ2021.06.01ボトックス治療後のリハビリテーションの考え方
- お知らせ2021.03.16呼吸困難感の3つのメカニズム~原因を考えた呼吸リハビリテーション~
- お知らせ2021.02.14モニター心電図を見るときのちょっとしたポイント
- お知らせ2020.12.05心電図はリスク管理に欠かせない